05. パネルの管理とカスタマイズ方法
目的
Photoshopの作業効率を上げるために、 パネル(レイヤー・プロパティ・カラーなど)の開き方・閉じ方・並べ替え方を理解し、 自分の作業スタイルに合わせた「使いやすいワークスペース」を作れるようになること。
① パネルとは?
Photoshopでの編集に欠かせない“機能のまとめ箱”のこと。 代表的なものは「レイヤー」「プロパティ」「カラー」「ヒストリー」など。
- 必要なパネルは常に表示しておく
- あまり使わないパネルは閉じてOK
- 自分で配置をカスタムすると作業効率が大幅アップ
② パネルの表示・非表示
● パネルを表示する
- メニューバー → ウィンドウ → 表示したいパネルにチェック
- 例:レイヤー、カラー、プロパティ、ヒストリーなど
● パネルを閉じる
- パネル右上の「×」をクリック
- またはウィンドウから該当パネルのチェックを外す
ポイント:
よく使うパネル(レイヤー・プロパティ・ツールプリセットなど)は常に表示しておくと快適。
③ パネルの移動・ドッキング(配置変更)
● パネルを移動する
- パネル上部のタブをドラッグ → 好きな位置へ動かす
- 画面左右・下部など自由に配置できる
● ドッキングとは?
パネルを別のパネルグループに“合体”させること。
- パネルを別のパネルの端へドラッグ
- 青いラインが出た位置でドロップするとドッキングされる
- タブとして並べたり、縦に積んだりできる
例:
レイヤーの下にプロパティをドッキングして、上下で切り替えるレイアウトにするなど。
④ パネルをコンパクトにまとめる方法
- パネル右上のメニュー →「アイコン表示に切り替え」
- 縦長のアイコンだけの省スペース表示になる
- 画面の作業スペースを広く使いたいときに便利
ポイント:
狭い画面やノートPCで作業する人は「アイコン表示」を活用すると快適。
⑤ ワークスペースを保存する(自分専用レイアウト)
色々カスタムしても、Photoshopが再起動すると崩れてしまうことがあります。
その防止のために、今のパネル配置を「ワークスペース」として保存 しておくのがおすすめ。
● 保存方法
- メニューバー → ウィンドウ → ワークスペース → 新規ワークスペース
- 名前を入力(例:Emi_Standard)
- 「保存」をクリック
● 呼び出し方法
- ウィンドウ → ワークスペース → 保存した名前をクリック
ポイント:
作業が崩れても、一瞬で自分の理想レイアウトに戻せる。
⑥ よく使われるおすすめパネル構成(例)
● バナー・SNSデザイン向け
- 右:レイヤー・プロパティ・カラー
- 左:ツールパネル
- 下:テキスト・段落パネル
● 写真編集向け
- 右:プロパティ・ヒストリー・調整レイヤー
- 左:ツールパネル(ブラシ・選択ツール中心)
⑦ よくあるパネルトラブルと対処法
- パネルが消えた → ウィンドウから再表示
- パネルがどこかに行った →「ワークスペースを初期化」
- 何も表示されない → ワークスペースが変わっている可能性
- プロパティが見つからない → ウィンドウ → プロパティ を確認
まとめ
パネルは Photoshop 作業の“操作の中心”。 どのパネルをどこに置くかで作業スピードが大きく変わります。
・使うパネルだけ表示する
・順番や位置を自由にカスタムする
・自分用ワークスペースを保存する
この3つを身につければ、作業環境が一気に整い、
Photoshopが格段に使いやすくなります。