02. 画像の開き方・配置の仕方を学ぼう
目的
Photoshopで画像を正しく開き、キャンバスに追加・配置できるようになること。 写真編集・バナー制作・商品画像作成など、すべてのデザイン作業の土台となる重要な操作を身につけます。
① Photoshopで画像を開く方法
最も基本的な操作として、既存の画像データをPhotoshop上に読み込む方法を学びます。
方法1:ファイルから開く
- メニューバー → ファイル → 開く
- フォルダ内の画像を選択 → 「開く」クリック
ポイント: 画像を“そのまま”編集したいときに使う方法です。
方法2:ドラッグ&ドロップで開く
- デスクトップやフォルダから画像ファイルをPhotoshopの画面へドラッグ
- そのままキャンバスとして自動で開く
ポイント: 最も早く・シンプルな開き方。 複数画像を同時に読み込むと、別タブに分かれて開きます。
② 既存のキャンバスに画像を追加(配置)する
すでに作っているPSDファイルの中に、ほかの画像を新しく取り込む方法を学びます。 バナー制作や商品画像制作で確実に使う重要スキルです。
方法1:ファイル → 埋め込みを配置
- メニューバー → ファイル → 埋め込みを配置
- 画像を選択 → 「配置」をクリック
- 画像が追加され、変形モードの状態で表示される
- サイズ調整 → Enterキーで確定
特徴: 画像データがPSD内部に取り込まれるため、リンク切れの心配がない。 実務ではこの方法が最も安心です。
方法2:ドラッグ&ドロップで配置
- フォルダから画像をドラッグして、開いているキャンバス上にドロップ
- 自動的にスマートオブジェクトとして配置される
- サイズ調整してEnterで確定
特徴: 素早く配置できるため、日常的に非常に使われる方法。 ただし外部リンクのままになることがあるので注意。
③ 配置後の画像の基本操作
画像を読み込んだあとは、位置やサイズを調整してレイアウトします。
- 移動: 移動ツール(Vキー)で配置場所を変える
- 拡大・縮小: Command+T(Ctrl+T)で自由変形
- ハンドルをドラッグして大きさを変更 → Enterで確定
- Shiftを押しながら拡大縮小: 比率を固定して変形できる
④ よくある配置ミスと注意点
- 画像がキャンバスより小さく表示されて見えにくい → ズーム(Command++)で確認
- スマートオブジェクトをラスタライズせず直接加工しようとして失敗する
- ドラッグ配置時に意図せずシェイプになることがある(PNGの透明部分が原因)
- 画像の解像度が低く、拡大すると粗れが目立つ
- レイヤーの順番が原因で画像が隠れて見えない
まとめ
Photoshopで画像を扱ううえで、 「開く」と「配置する」は必ず覚えておきたい基本操作です。
・画像をPhotoshopに読み込む
・既存のキャンバスに追加する
・配置後に移動・拡大縮小する
これらを理解することで、バナー制作も写真編集もスムーズに進められるようになります。