コース内容
06.【実践】photoshopの機能を使おう!
実際にphotoshopの機能を用いて、作品を作ってみましょう!
02|photoshopを学ぼう!

04. プロパティパネルの使い方

目的

プロパティパネルでできる操作と役割を理解し、 選んだレイヤーに応じて「何をどこで調整すればいいか」を判断できるようになること。 プロパティパネルは Photoshop の編集効率を大きく上げる重要パネルです。

① プロパティパネルとは?

選択したレイヤーやツールの「詳細設定」をまとめて表示するパネルです。 レイヤーの種類によって中身が変わるのが最大の特徴。

  • 画像レイヤーを選べば → マスク設定や変形情報が表示
  • シェイプを選べば → 塗り・線・角丸が表示
  • 文字を選べば → 整列・段落設定が表示

つまり:
「今選んでいるものに応じた最適な設定パネル」=プロパティパネル。

② 画像レイヤーの場合

写真・素材画像などを選ぶと、以下のような項目が表示されます。

  • ドキュメント情報: 幅・高さ・解像度などを確認
  • 変形: 数値で拡大縮小・回転を調整
  • マスク: 選択中のレイヤーマスクの設定(反転・適用など)
  • クイックアクション: 背景削除・被写体選択など高速操作

ポイント:
クイックアクションは初心者ほど重宝する便利ショートカット。

③ シェイプレイヤーの場合

シェイプ(長方形・丸・線など)を選ぶと、プロパティパネルは「図形編集用のパネル」に変わります。

  • 塗り(Fill): 図形の中の色を設定
  • 線(Stroke): 枠線の色・太さを設定
  • 角丸(コーナー): 角の丸みを数字で調整
  • パスの操作: 結合・削除などのパス編集

ポイント:
角丸は4つの角を個別変更できるので、バナー枠などでよく使う。

④ テキストレイヤーの場合

テキストを選択すると、段落設定や整列、スペーシング関連の調整項目が出てきます。

  • 段落設定: 左揃え・中央揃えなど
  • 整列: 複数レイヤーを整列させるときに使う
  • スペース設定: 行間・字間の調整
  • パス上に配置されたテキストの向きなどの調整項目も表示

ポイント:
文章デザインの見栄えを整えるため、数値入力で細かい調整ができる。

⑤ 選択範囲ツールを使っている場合

選択範囲を作ると、プロパティパネルは「選択範囲編集モード」に変わります。

  • 選択範囲を拡張・縮小する
  • 境界をぼかす(フェザー)
  • 選択とマスクへ移動

ポイント:
切り抜き精度を上げる場合は、ここから「選択とマスク」へ移動するのが基本。

⑥ よく使うクイックアクション

プロパティパネルの下部にある「クイックアクション」は、初心者〜中級者に特に役立つ機能がまとめられています。

  • 背景を削除: ワンクリックで背景を透明にする
  • 被写体を選択: 人物や物の輪郭を自動で選択
  • マスクを作成: 部分編集をしたいときの基本操作

⑦ プロパティパネルを活用するコツ

  • レイヤーの種類によって内容が変わると理解しておく
  • シェイプや文字の編集は「プロパティ」で行うと早い
  • クイックアクションは頻繁に使うので位置を覚える
  • 表示されない場合は「ウィンドウ → プロパティ」で表示できる

まとめ

プロパティパネルは 「今選んでいるレイヤー」に合わせて最適な編集項目を表示する万能パネル です。

画像・シェイプ・文字・選択範囲など、どんな作業でも必ず使うため、
プロパティパネルを理解すると編集スピードが一段上がります。

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